b06-スフィンクス風
虎といえば何故か座って和んでいるの図をよく見る。じっと見ていたらスフィンクスみたいだな…と思ったので、若干軟弱な虎の絵をスフィンクスに見立ててみた。う〜ん、何だか自分らしくないので、違和感があるなあ…。実は丸いイラストはとっても苦手なのだ。個人的には本来シャープな方が絵もデザインも大好きなのである。だけど、リアルに描くとスフィンクスには見えない。
スフィンクスと言えば、エジプト。エジプトと言えば何となくツタンカーメンのあの金色と黒のツートンカラーを思い出して、これも虎のパターンとして使えるんじゃないか…とも一瞬思った。しかし、テーマとしては似たようなものだし、同じテーマをまた描くのも情けないので、とりあえず頭の中から捨てた。(また後で拾うかもしれない)
良いも悪いも含めて、昔ほどネタがないか必死で考える事がなくなった。良く言えば手慣れて、過去のパターンを踏襲出来る引き出しが増えたって事で、悪く言えば、オリジナリティを求める根性がなくなったって事だろうか。前なら干支に使えるものはないか、何でも干支に見立てた。出来映えが良いか悪いかは別の問題で、新しい何かを必死で探ったような気がする。勿論、見栄えだけを良くするならばいくらでも出来る。難しいのは万人の平均値を探り、絵だけを使ったり、或いは手を入れる
余地を残す事だ。
完成品は何も出来ない。どんなに見栄えが良く、カッコ良くても、その絵なり、デザインなりが完結してしまうと、それをそのまま使う以外の方法を提供できないからだ。例えばドロップシャドウを入れたり、背景に馴染ませたりすると、もう何も出来なくなる。余白があるのは、余白はあなたの手で埋めて完成させてくださいというメッセージでもある。無論手を入れる事で見栄えが悪くなる事もあるだろう。だけど、自分で手を入れたら自らの作品となる。その喜びはきっと、全てが借りモノでは味わえないものがある筈だ。
有る程度の見栄えを維持しつつ、完成させないスペースと余韻を残す。な、何という高等技術だろうか。(自分で言うな!)
こうして手抜きを言葉で誤魔化す年賀状。な、何という高等技術だろうか。(自分で言ったらおしまいや)でもこれは一種の照れという奴なので本気にしないでください。
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