e05-簡略化
簡略化というにはあまりに違和感がある。良いタイトルが浮かばなかった。本来のデフォルメはこれでもかという位に徹底的に無駄を省き、何じゃこれ…という位、シンプルにしなければならない。それでも良く見れば確かにトラだってのが理想だ。この図案ではあまりに線が多いので苦しい。だいたい構図も真正面だし、面白みも何ともない。それでもこうしてアップするのは勇気と言うほかない。ほめてくれ。(単に勿体なくてセコイだけだという意見もある)
毎度の事ながら簡略化には相手の思いやりも必要になる。或いは説明しなくても見る人の思いこみが大きく左右する。今年は寅年なので、寅だというのが大きな思いこみの例のひとつだ。おそらくドラネコ描いても虎と受け取ってしまうのが年賀状の干支の特徴だ。セクハラも似たようなもので、相手に思い込みがあれば恋愛で、なかったらアウトになる。日本人の得意なあうんの呼吸ってやつも、言わばコミュニケーションの簡略化とも言えるだろう。つまりは手続きの簡略化だ。いちいち説明しなくても分かる筈だ…という双方の思いこみによって成立する。
欧米人だって片目をつむれば求愛の印だ。例え、目にゴミが入っても、好意を持っていると思われても仕方ない。略称も同様だ。キムタクと言えば木村拓哉だ。決して韓国のキム・タクさんじゃない事になっている。簡略化は便利だが、誤解を生む事も事実だ。そのギリギリの線で仕上げるのが面白いし、或いは誤解を受ける事が別の意味で面白いのだろう。
| 固定リンク
「●デザイン年賀状工房」カテゴリの記事
- 年賀状の裏側を移転します(2011.10.24)
- 2012年年賀状ムック本戦国時代の様相(2011.10.14)
- 日本一早い、年賀状ムック本レビュー(2011.10.08)
- 年賀状レトロ美術館「辰年特設展示」オープン(2011.10.01)
- 8割完成と今後の予定(2011.09.08)


コメント