e09-二つ折り
文字を二つに折っていた絵柄を、虎の絵に変更した。文字でないとあかんやろ…と思っていた方には大変申し訳ないが、ここは絵にしたかった。このパターンは毎度の事だが、寅の文字があまりに左右対称で角張っていてつまらなかったからである。四角四面は安定感があるが面白みはまるでない。漢字だって自分の名字も田中なので、書いていてつまらないのだ。角張った名字や名前をお持ちの方は良く分かると思う。
なだらかな曲線で微妙にバランスを取ったものは見ていて楽しい筈だ。もし女性のヌードが四角四面ならば、誰が楽しいと思って見るだろうか。もし乳房が四角だったら、魅力を感じるだろうか…(かなり飛躍している)
コンピュータでデザインするようになってその曲線が簡単になった。昔は考えついた瞬間に頭から消し去っていたものだ。作る労力を考えたら現実的ではなかったからである。柔らかな曲線は人を和ませる効果がある気がする。手で描いたフリーハンドの絵も同じ効果があるのだろう。この二つ折りの紙の中の絵はそれほど曲線は使っていない。どちらかと言えば角張った絵だ。だが、非対称の奥行き感で安定感を壊してみた。
人は調和を求める人もいれば、不安定なバランスを楽しむ人もいる。何が良いと思うかは使う人次第で変わってくるので、作り手としてこれが良い、あれが良いとは言えない。おすすめさえ出来ない。千差万別な好みの中で何をチョイスしてくれるのだろう…という楽しみと、結果としての驚きがいつもある。
今年は皆どれを選ぶのだろうか…と思いつ、来年の参考にしたいと思っている。
使って頂いている方にあらためて感謝。
毎年来てくれて、使ってくれてありがとう。
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